当記事の内容は
ゲーム機の分解を推奨するものではなく、
(公式ではもちろん非推奨かつ”分解による故障”は基本的にサポート対象外、
というか今回のは公式でのサポートは終了してしまっているのですが・・・。)
どこまでいっても自己責任
(他の内容についても同様ですが、当ブログで行ったことを真似して何らかの被害を負った場合でも当ブログは責任を負えません。)
であることを理解したうえでご覧ください。
物々しい注意書きから始まって申し訳ありませんが、もし皆さまの大事な相棒に何かがあっては困るのでこういった形にさせていただきました。あくまで当ブログの備忘録は自身のやったことを見返せるようにするついでに、誰かの参考になったり間違った内容に指摘がもらえたらいいなと考えて公開しているものになりますので、ご理解いただければ幸いです。
ゲーム機清掃・分解の注意点・手順
なぜこういったことをしようと思ったのか
さて今回、”なぜ公式に推奨されていない行為に踏み込んだのか?”、そして”なぜこの記事を書こうとおもったのか?”といった動機について言いますと、自分が子供のころに買ってもらったDSに色々”ガタ”がきているので”ガワ”1の良い中古品を基に綺麗かつ万全に動く状態に戻したかったことが発端です。




まず前者についてですが、以下の理由です。
- 公式でニンテンドーDS系列の修理・サポートは既に終了している
=公式に依頼することによる修復が不可能(なので修理受付してる間は公式ページから依頼しようね!)
↳逆にいえば今回ので壊れても、経年劣化で壊れてもどこまでも自己責任となる。(背水の陣) - 自身が持っている機器でゲームボーイアドバンス2をプレイできるのがDSのみ
- 中古品の他人の手垢や誇りを取り除きたかったから。
=清掃するという点についての理由
あと上記の問いに対しては少しズレますが、”なぜ中古品を用いた修復にしたのか?”については
- 公式での交換部品の販売は一部を除いて3行っていないため。4
- 純正品での交換に限定したかった。
=中国生産のシェルは数多く存在するが、個人的な好悪によって気が進まなかった。
↳このころのコンシューマーゲーム機は元から中国生産だろというのは置いといて、今の中国生産品を買いたくなかったから。 - 割といい状態のジャンクが見つかったため。

ということですね。
続いて後者についてですが、
- ネット上、最近では特に動画でこういった情報が拡散されているが、自分なりの細かい注意点を備忘録化しておきたかったから。
=特に注意点を強調して書いておきたかったというのが大きいですかね。
これで大体書けたかな?と。こんな感じです。
これ以上語ることも無いので実際の手順を記しながら注意点を見ていきましょう。
作業手順(注意点)
其の一・分解するべし
では早速、「其の一・分解するべし」から始めましょう。
分解についての細かい手順は他で詳しく説明されていますしゲーム機ごとに違いますから、割愛しますね。なので個人的に覚えておきたい注意点を書いていきますね。ものぐさな自分向けなので書いてあることは絶対遵守な”ホワイトリスト方式”5で進めていく所存です。
まず”細かいネジ・部品は必ず小さいケースなどで管理すること”ですね。

このように何か小物を無くさないように、まとめておくこと。
こうしておかないとふとした瞬間にこの世の隙間で神隠しにあってしまいますよと。
次に使うドライバーはDSならば”+0000”と”Y1.5”を使用すること。
自分は以下の精密ドライバーセットを使っているのですが、その中での番号です。


そして分解自体の注意点としては二点。
一つがヒンジを抜くときは止まったところで、画面の開閉角度を変えて抜くこと。
強引には抜いたら割れるから・・・。(特に失敗はして)ないです。

そしてもう一点、さらに重要なのが基盤と画面の小さいフレキケーブルを抜くときに、黒い固定パーツを先に引いてから抜きましょうということ。抜けない時はなにか手順を忘れていると考えましょう。(二敗)
其の二・洗浄するべし
それでは其の二・洗浄するべしに移っていきましょう。
私が洗浄する目的としては、主に皮脂汚れや隙間に入った埃、表面上の汚れなどを取り除くことを重視して行っています。中古ということはいかなる環境にさらされたかわからないものを迎え入れるわけですから、モノを破損しない、状態を悪化させない程度に丁寧に洗いたいものです。
黄ばみや日焼けに対する漂白についてはすぐ後に。
それでは上記を前提として、まず一つ言いたいのが、
”外装は漂白剤は使わずに中性洗剤によって汚れを落とすべし”ということです。
これに関しては調べると出てくるのですが、黄ばみを落とそうと漂白剤を使った場合、より黄ばみが増すといったSNSでの反応が見受けられます。確かに個人ブログではこういった漂白剤の使用に関する記述が見れる(かつその後の経過は無いものがほとんど)のですが、リサイクル・リユース店でのクリーニング関係の記事では漂白剤を使用している記述は見受けられないんですよね。
個人的には経年劣化による黄ばみはしょうがないものと受け入れているので、中性洗剤によって皮脂汚れや埃等がとれれば御の字かなと思っています。
それとシール系(裏面の表記など)が貼ってある場合は、洗う前に端に水を付けてみて確認してから浸けるか、外で洗うか考えましょう。

汚れを擦るときはなるたけ綿棒で、「傷がつくか否か」や「汚れの度合い」を判断して歯ブラシなどの硬質なブラシを使うという判断でいいと思います。ちなみに洗剤はウタマロクリーナーを使いました。(食器用洗剤でも可能です。しかしクレンザー系は研磨剤で洗うものを傷つける可能性が高いので使いどころを見極めてください。)
ウタマロクリーナー(ヨドバシのサイトへ飛びます)
https://www.yodobashi.com/product/100000001001677563

水に浸せない液晶パネルや基板などの電子部品は、綿棒やキムワイプなどに無水エタノールをしみこませて、拭いていきましょう!
・・・ぐらいだった気がするけどな・・・他に思い出したら追記します・・・。
あとがき
もしこういった行為を行う場合は中古で買ってきたもの(ジャンク品と呼ばれるもの)などの最悪、使い物にならなくなっていいもので段階を踏んでくださいね。(現行機は素直にメーカー元に修理依頼を出しましょう。)
ここまで分解・洗浄までを紹介してきましたが、波乱はここから先の組み立て編だったのです。
あとは組み立てなおすだけと思っていたのかぁ、その気になっていたお前(俺)の顔はお笑いだったぜ(PRGS)。
ということで次回、組み立て編に続きます。
↓後編です。
- いわゆる外装、シェルと呼ばれる部分。 ↩︎
- スイッチのニンテンドークラシックスでもプレイは可能だが、できないソフトの存在やダブルスロット対応はしていない。 ↩︎
- バッテリーやタッチペンなどの消耗部品は本体が発売中であれば、公式のパーツショップにて販売しています。 ↩︎
- ライセンス扱いでシェルなどの核(基盤等)以外の部分だけでも外注できないのかなぁ・・・。
将来的な商品展開や海賊版・めんどくさい客の懸念とかがあるのはわかりますけどね・・・。 ↩︎ - 軍隊においてホワイトリストは「この行動のみを行っていい」といった範囲制限を敷くことですが、当ブログでは「この行動を含めて作業を進めてね」という意味で使っています。 ↩︎


