【備忘録】ゲーム機を組み立て・修理するときの注意点・手順【ニンテンドーDS】(後編)

記事

 前記事に引き続きまして組み立て編を早速始めていきます!
(前記事を見ていること前提でお話していきますので、前記事既読を推奨です・・・。)

DSを組み立て修理するときの注意点・手順

作業手順(注意点)

其の三・組み立てするべし

ということで組み立て編。
分解の手順の逆を行えばいいのですが・・・ここで問題が発生。
電源が入らなかったんですね・・・。

 詳しい状態を書くと
・シェルをとった方の基盤を使用した時、電源ランプすらつかず。
↳調べてみるとF1、F2ヒューズがダメなのではという情報あり。
・元から所持していた基盤の方では電源ランプが一瞬つくも、すぐに切れてしまう。

といった状態だったわけです。
電源が付くということで後者の基盤に望みをかけて情報を集めました。

すると
・DSは上画面(下画面)、基盤?の通電・接続状態を確認して起動の可否を判断する。
・不備があった場合、上記のように一瞬、電源がついて消えるという状態になる。
といった情報が出てきました。

そういったときの原因の大半が”上画面と基盤をつなぐフレキケーブルにヒンジが干渉して断線してしまっている”ということが起こっているらしいです。


その情報を基にフレキケーブルを差し替えたりして確かめたのですが、結局電源がつくことはなく・・・少し諦め気味になっていました。(しかしながらこの時点で、上画面も一瞬、画面の光がつくようになっていたんですね・・・。)
改めてフレキをとれるジャンクを買ってから再挑戦しようと、わたくしが大好き(別に好きではない)な問題の先送りを行う羽目になってしまったんですね・・・。

そして新たにジャンクを買いまして、再挑戦。
それでもダメという結果、万策尽きたか・・・と思ったのですが、初めて買ってもらったゲーム機、そうそう諦められないということで冷静に再度、現在の状態を見てみることに。

その時の状態が
・電源ランプが一瞬ついて変わらず、すぐに消える。
・上画面も一瞬つくが、下画面は通電していない
後者に気づいたことである一つのことが頭をよぎりました。

 それらに気づく前に現実逃避として、下画面の観察をしていたのですが、
あることに気づきました。
それが、
・下画面から出ているフレキケーブルはそれぞれに役割があること。
・大きいケーブルが映像(ゲーム画面)出力の信号線、細いケーブルの一本(上)がタッチセンサー、細いケーブルの一本(下)が電源供給?といった感じではないかという推測。
≒すべてが万全(断線していない)でなければ起動しないというわけではない。
ということ。
現にジャンク品では画面に横線が入ったり、タッチ感度・座標の不具合が存在するDSシリーズが多々ある。後者は画面と本体の隙間に埃などが入って誤動作の可能性も考えられるが、両者とも上記のいずれかの線内の断線による可能性が存在する。

こんな感じなんですかね・・・?

 電源をつけたときに下画面だけが通電しない、上記のフレキの推測から、電源入力フレキを断線させた、もしくはコネクタ部分を破損させたのではという推測をしました。
そして下画面の電源フレキを見てみると、うっすらと割れていそうな部分を発見。
基盤のコネクタに差す際に力を入れ過ぎて断線させてしまっていたみたいです・・・。
幸いにも極先端だったので問題の部分を切りとり、基盤に接続し、電源を入れてみると・・・

完成!!!!!!!!!

うおおおおおおおおおおーーーーーーーー!(後日に撮影したものです(テンションは再現です))

 ついに無事起動!!!!!!!!!!!

ということで長きにわたる心労が終結しました。
タッチスクリーンの反応する横幅が縮小していたり(未解決でもまぁできないことはないレベル、補正でも治らない・・・)、GBAのソフトを読み込まなかったり(こちらはGBA端子のクリーニングで解決済み)しましたが無事に遊べる新品のように生まれ変わった、DS君が再誕しました!

以下に惜しげもなく生まれ変わったDSを晒します。

表面
少し跡がありますが、全然許容範囲、光に当ててようやく見えるぐらい
エメラルド(GBAソフト)も無事起動!これが一番うれしい!
DSソフトももちろん問題なし!代替はあるけどダブルスロットできるのは少ないからね。

 今回、残った素材は分類わけして、いつかのDS修理に活かせるように保管しております!

大物ボックス
小物ボックス1
小物ボックス2

最後に

 ということで注意点・・・というか今回得られた教訓としては

フレキを挿し込むときは奥に入ってないかなと思っても、
行き止まった場所より奥に押し込まないこと!!!

それと

引き抜けなかったり、力が入りすぎと感じたら、
手前で固定しているものがないか構造を再度確認しましょう!!!

特にヒンジ部分とか一歩間違えば、普通にシェル割れてましたからね・・・。
改めて肝に刻んでおきましょう。

 それでは今回、DSの組み立て(途中から修理に代わってましたが・・・)でしたが、ジャンクで良さげなDSLiteを買っておいたので、いずれ今回と同様にやっていきたいと思います。(そちらは最初から修理です。)

 こういった古いゲームハード・ソフト(に限らず全てのモノに言えますが・・・)は減少するしか今後は無いので、文化の保全という意味でも自分のためにも綺麗にして状態を整えられる術を調べたり考えたりしていきたいなと思います。

 この記事を読んでいただいた皆様方にも、ものに溢れた現代社会において、改めて身近にある
”モノ”の大切さについて考えてみてもらえたらなと思ったり思わなかったり・・・。
そこまで言わずとも心にとめてもらって、ふとした時に思い出してもらえたらなと。

 そんなことで今回はここまでです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
駄文を承知で他の記事も見てみてください!

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