PS3はプレステの中でも一番ポテンシャルを持っていたゲーム機だと思う

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 最近、中古で結構な美品なPS3を見つけたので、買いました!
子どものころに欲しいなぁとは思いつつも、自分のソフト資産が任天堂に全振りだったため、諦めた一台。余裕があるわけではないですが、後悔はしないと踏んでの購入。
欲しい型とは違ったので、すべてが完璧ではありませんが、おおよその念願が叶いました。

40GB。表面に驚くほど傷がなく埃のつまりもほとんどなし
店舗のクリーニングがよかったのかも?

 そんな自分の中でタイムリーなPS3なのですが、個人的にこの路線でPSシリーズが突き進んでほしかったなぁ、と思う部分が凝縮されてるんですよ。なので今回は、購入した感想がてら、PS3のいいところ、ソニーのゲーム機に何を求めていたのかを整理して書いていきたい、という記事です。

PS3は名機だが、もっと上を目指せたと思う

PSシリーズのそれぞれの当時の需要について

 まずは今回の話の発端であるPS3について語りたい!・・・のですが、それを語る前に据え置きのPSシリーズについて、どの部分が需要を生んだのかをさらっと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/PlayStationより

 最初の初代プレイステーション。発売が1994年だったので、まだ任天堂がスーパーファミコン=カセットで戦っていた時期1にディスク媒体で出たゲーム機ということですね。(同期というかほぼ1,2週間違いで先にセガサターンが出ていたことに、調べていて驚き。)
ゲームの歴史全体でみると、スーパーファミコンまでは基本的に2Dグラフィックの表現2でしたが、セガサターンと並んで3Dグラフィックゲームの黎明となる存在でした。
また任天堂機のカセット価格が当時の物価などもありますが、約10000円弱にも上っていたのに対して、中に基板などを含めない低価格なディスクメディアで約5000円強の価格に抑えたのも消費者視点で利点となったところ。(その代わり、専用のメモリーカードが必要にはなりましたが。)
上記二点を利点として、各社が”看板タイトルを3Dグラフィックで”かつ、”比較的価格を抑えて販売できる”とのことで、”ソフトのラインナップが充実”→”消費者がタイトル目当てで流れた”のが初代の成功かなと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/PlayStationより

 それに続いてPS3の前機であるPS2は、初期のスタートとしては同年代のDVDメディア再生機器と比べて安価だったので、そちらの需要が多く、「ゲームはしないが、DVD再生機器として手ごろ。いずれは子供がゲームで遊ぶだろう」といった流れがあったのではないかと思う。(実際の世代ではないので想像ですが・・・)
そのDVD再生機器としての普及台数初代からの順当な性能アップで、各社もソフトを出そう、という相乗効果でゲーム機としての側面も無事成功したんじゃないかなと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/PlayStationより

 ではそれらに続くPS3はどうだったのかというと・・・中身の評判以前に問題が起きてしまったんですね・・・。
まず、各PSシリーズの初期価格が約40000円弱で発売されていたのに対して、5,60000円弱と1~2万円ほど高額になって発売。3 後年になるにつれて、価格が下がっていくとは言え、初期の普及のハードルが上がってしまったんです。
また、需要に対して供給が追い付いておらず、買いたくても買えなくて、そのまま放置されてしまった需要も。(・・・あれ、最近も同じようなことをPS5で繰り返していたのでは?)
さらに同系統の路線の競合として、Xbox 360が同時期に発売。全てというわけではないですが、ゲーム機のソフトの需要も食い合う結果に。
さらにさらに初期型(20GB・60GB)の特定の型番以外ではPS2とのソフト互換を無くすということで、いままでのソフト資産をまとめて扱いたかった層にはPS2を手放して買い替えるという選択を迷わせる結果にもなってしまいました。(BD再生機器としても、発売後数年はDVDが現役で主流だったため、そちらの需要も喚起できなかったはず。)
もちろん、(微妙な扱いをしましたが)DVD・ブルーレイディスク再生機器、想定されていたホームコンピュータ的な利用(各種メディアからの写真・ビデオの集積)、HDMI出力による美麗な映像といった魅力は確かに存在したので、後年の廉価版が出たタイミングで既存の機器から買い替えた人も多いとは思いますが。

なので、汎用的だが普及していなかった要素(3Dグラフィック表現+安価なソフト、爆発的な普及をしたDVDメディアへの対応)に加えて、ハード自体の手が届きやすい価格、という部分を捨て去ってしまったことから、それまでのPSシリーズほどの普及には至らなかったのかなと。

PS3が欲しかった理由(今のレトロゲーム機を求める視点から)

 と、ここまで”発売当時”の買う理由を書いてきたのですが、今現在におけるいわゆる”レトロゲームを楽しみたい”人としての買う理由をここから書いていきますね。

 まず一つ目。PS3でしか出ていないゲームを遊びたい。これはまぁ、レトロゲームを買う人の大半の理由なのですが、ちょうどPC移植のソフトが出やすくなる過渡期の時期なんですよね。おおよそPS3で出た大きめのタイトル(龍が如く、テイルズ、FFなど)は大体、そのままSteamで出ていたりするのですが、そういった大規模IP、パブリッシャー以外も本格的にPCに出すようになったのはPS4からかなと。
なので、埋もれているタイトルのために買ったというのが一つ。

いわゆる(本来の意味でも)声優ゲーだがすごい声優陣が豪華。
おススメはできないが、コレクター気質な人にはそれなりにささると思う。
これもこれで惜しい部分を感じる作品。

 二つ目はまだギリギリPSアーカイブスで一部PS・PS2のダウンロード版を買えること。
本当であれば、2020年ぐらいには閉鎖の報が出ていたのですが、一部の抗議によって今も生きています。しかしながら、いつソフトを出している側のパブリッシャーの判断でソフトを取り下げられるかがわからないので、(もういないとは思いますが)アーカイブス版が欲しい人は今からでも早めの購入を推奨。・・・まぁ、すでに結構な量のソフトが取り下げられてはいるとはおもうのですが、それでも中古で見ないソフトもあるので・・・。
VitaやPSP用にPSソフトを購入していれば、そちらもダウンロードして出来るのでそれだけでもよいかと。
(個人的には既にPSVitaなどで楽しんでいた”ストライダー飛竜1&2”などを大画面でやって、楽しんでおります。中古市場だとおおよそ7000以上は確実にしちゃうんですよね・・・。あとはときメモシリーズとか。)

 三つ目は映像をHDMI出力できること。(かつ初代PSもプレイできること|型番次第でPS2も|)
自分は既存のPS2の初期型含め、ゲームはキャプチャーボードでPCに出力してプレイしております。そのために気づいたのですが、PSソフトでもHDMI出力が適用されてめちゃくちゃ綺麗。PS2はコンポーネント出力→HDMI変換→キャプチャーボードとつないでしまっているからなのか、結構ボヤっとした映像になってしまうのですが4、PS3は直にHDMI出力できる分なのかめちゃくちゃくっきり。
外装は正直、どうでもいいので、安価なPS3初期型(60GB)があれば、修理してでもPS2ソフトをやってみたかったレベル。・・・まあ、現実はジャンクでも10000円超えていたんですけども・・・。(ちなみに今回買った中古(40GB)はギリギリ10000円切るぐらい)

 あとは人によっては、DVD・BD再生機器としても活躍しますし(私はPS2とPS4があるのでその点は必要ではなかったのですが)、ビデオやピクチャなど一時のソニーのホームコンピュータ思想が反映されているので、そこを活用できる人もいるのかも?

PS3以降に欲しかったもの(機能)

 PS3が欲しかった理由=PS3に感じている個人的な魅力については前述させていただいたのですが、これでもまだ”求められる”というのが人の業。さらにこれ以降のプレステのゲーム関連で欲しかった機能について書いていきます。

 一つ目は完全な後方互換性。pro的なハイグレード仕様のみでもいいので、過去のソフトの互換性は捨ててほしくなかったなと。せっかくシリーズ通して、ディスク媒体で一貫してますし。
そうなれば、例えばPS3の世代は受験で買えなかったけど、PS4の時代で大人になって子供のころにやっていたソフトをやりたいとなった時に、新規のハードで互換性があってせっかくだから買うかという動機にもつながる可能性はあったでしょうし。(その分、中古ソフト市場は今よりも高騰していたでしょうが・・・)
・・・まぁ、それぞれをハードウェアか、ソフトウェアで再現するので変わってくるでしょうし、難しい問題ではありますが・・・。

 二つ目は携帯機のテレビ出力。PS3発売時点ではVitaは出てなかったので仕方ないのですが、USB接続による携帯機の出力機能が欲しかったですね・・・。セーブデータやPSアーカイブなどをダウンロードして移すなどの連携はありますし、PSPを直接モニターに接続してのモニター出力手段に関しては存じているのですが、据え置きのPSシリーズをホームコンピュータ的な位置づけをするならば、そういったこともできてほしかったなと。願わくば下記のような位置づけでソフトが出せるようになってくれていればなと思ったところ。

  • 描画処理の負担が比較的少ないかつ、携帯機での需要がある選択式のアドベンチャー、ノベルや2Dアクションなどは携帯機+据え置きへのUSB出力(携帯機主体)
  • 描画含めた処理の負担が大きくゲームデータが大容量になりがちな大規模IP作品は据え置き+リモートプレイ(据え置き主体)

みたいな形にすれば、
携帯機基準で作っていたものを据え置きで出すために無駄な予算を出したりとか、
逆に据え置きを携帯機で出したいがために表現を削る、据え置きとは別で最適化する、
みたいなこともしなくていいわけ5ですよね。(実際にはそんなことをする企画はなかったとは思いますが)
現状のスイッチ2でも肥大化するデータ容量には悩まされていますし、そういった据え置き・携帯機の区分けも結局は必要になるんじゃないかなと。

 三つ目はPSアーカイブスの継続と拡張。これに関しては、ゲームのデータ容量が増える一方だったり(サーバーの維持代がしんどそう)、昔のソフトの権利関係だったり、データの不正利用だったり(現状でも既にディスクからデータを吸い出す方法が存在する)、いろいろあるのでまぁ、無理でしょうという諦め入りの願望です。その分、ストリーミングで定額での配信にはなりましたけど、前にやった時はラグがきつかった記憶があるので、あまりやる気にはならないなぁと。

以上!

 というわけで、個人的にプレイステーションに求めていたものを書き出した、古く言えば”チラシの裏”ともいうべき内容でしたが、共感まで行かずとも暇つぶしになったのであれば、幸いです。

 PS6も注目はしているのですが、いかんせん、最近の作品はSteamとのマルチであることがほとんどなので、中々手をだしづらいなと思いつつ、締めさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

  1. 約一年半後に同様にカセット形式の”NINTENDO 64”が発売  ↩︎
  2. 中には3Dポリゴンの作品もあるが少数。ハドソン・NECの”PCエンジン”もディスク媒体の拡張機器が存在したが、こちらはアニメ表現が主体=CD-ROMの当時比の大容量が目的となっている。 ↩︎
  3. それでもなお初期の増産体制が薄い時期では、15000円ほどの赤字だったとかなんとか・・・。
    ただゲームハードは、ハードが売れなければ、ソフトだけが売れるなんてことはほとんどないわけで・・・。
    売れば売るほど、損をするが、多種な機能を備えていたため、総合的にソニーグループの製品の追い風となって下地になってくれるだろうという公算があったんだろうか・・・。 ↩︎
  4. 違和感と不満自体はそんなにない。むしろ昔のテレビゲームの画質だなとなつかしさを覚えるほどだが、PS2も綺麗に出力してみたいものではある。 ↩︎
  5. もちろんヒットしたから、などの理由があれば、さらに売り上げを伸ばすために別媒体への最適化しての販売も必要になってくる。 ↩︎
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