【備忘録】PS2を分解・清掃編【SCPH-10000】

家庭用ゲーム

 今回はそこそこやっているゲームの整備記事。
PS2の分解・清掃編です。
自分は普段、PS2をコンポジット出力→HDMI変換→キャプボ→PCとつないで、OBS上で表示してプレイしたり、録画1したりしています。
そんな中で流石に本体の”ガタ”が来まして、重い腰を上げて分解・清掃を決行しました。

 重い腰を上げる気になった”ガタ”の内容は以下の通り。

  • ゲーム起動中、音はなり続けるが、映像が止まったままの状態が続くことがある。
    =ディスク周辺の不調(読み込み用のレーザーなど)
  • 本体起動時のロゴ表示時の音声が若干鈍く聞こえる
    =本体内に埃がたまって、熱がこもり気味?
  • 微妙に昔に比べて、ゲームの起動が遅い?
    =これは以前からあったが、あまり気にならなかった。

 こういった症状が出て、通常のプレイにも支障が出始めたんですねぇ。
ちなみに所持しているPS2の情報としては、

  • SCPH-10000=PS2としては最初期モノでほぼ20年物?
  • 実家で使っていないものを数年前に引き取ったもの
  • メモリカードなどは引き取ってから中古で購入

といった感じで、年季の入った代物……といっていいですよね?

PS2(SCPH-10000)清掃・分解

分解&清掃編(あまり埃は溜まってない?)

 というわけで、早速……の前に開始前の状態を一通り。

外装はいったん埃を拭いたので少しの擦れ傷ぐらい?
この時点でヘタな中古よりは断然状態はいいはず。
流石にファンの付近は埃がたまり気味。
それでは分解開始。
例によって、分解記事は外のネットの海に漂っている、と丸投げ……したかったのですが……。
この型番より後の分解手順はそこそこある気がするのですが、今回、分解するときに10000番台の分解手順は個人のサイトしか見つからなかったので、自分の気になったところを残しておくために、ある程度書いておこうと思います。

 ひとまず、裏のネジカバーを外して、合計10本のネジを外す。
画像の向きのPS2において、右上とその左隣が長いネジなので、組み立てる際には忘れないように。

 底部の蓋。画像において下の方の空気口は、流石に埃がたまっていましたが、それ以外は特に気になる埃、錆びや汚れのたまりはなかったですね。

 そして蓋を取った本体には、底部のヒートシンクなのか、ねじ止めの金属板。
4か所のネジで止まっているので、それを忘れずに。

 外すと基盤がこんにちは。大きいフレキが二本、枠をなぞってコネクタも二本(上記画像上、フレキ横のコネクタは小さいので注意)、ネジは八本……だったはず。

 この小さいコネクタに手を焼いたんですよね……。
つながっているファンの電源供給用のコネクタだと思うのですが、引っかかるところがなくピンセットでつまめず、隙間もないので細いナニカを入れてじわじわ引きずり出すこともできませんでした。
(ピンセットでつまめなかった時にビニル線を傷つけそうで非常にやきもき。)
なので、最終手段で線の方を引っ張る羽目に……。幸いにも線のビニルの劣化やコネクタが硬いとかも無かったので、スッと抜けてくれました。

 そいで手間取った、ファンのコネクタを外して、基板を裏返すとこんな感じ。
PS2で有名なEEとGSチップがデカデカと存在感を放っていますね。
右上の金属のかたまりは、この写真だと見づらいですが、PCカード2の挿入箇所ですね。

 そして、気になったのがずっとついていたであろうボタン電池。
つもった汚れを拭いて、古くにキットで作ったテスターでDC3V・12Vのそれぞれで計測してみたのが上記の通り。精度が低いことを考えても、20年経ってこの電圧が維持されていれば、かなりの健闘具合と言えるのでは。

 この後、板に広がるめちゃデカヒートシンクを外したら上面の側へ。

 そして基盤を外したら、間を隔てるミドルボードによって、それ以上は取り外せないので、
裏返して、電源ボタンとかがある側の上蓋を外します。
すると、電源関係のまた別のボードがあるのでそちらを取り外し。ネジは4本……だったはず。
さらに反対側に線が伸びていたファンも取り外し。(写真上部。ネジ一本。)
線を引き抜くときに気を付けてくだしあ。
ちなみにお隣にメディアドライブがありますが、写真撮り忘れちゃいました(そちらも取り外し、ネジは2本)。

 あと分解の際には撮っていなかったのですが、電源ボードの名の通り、背面の電源関係がつながっているので、先にそちらをとっておいた方がいいかも?先に書けって話よね。
(ボード側についたままでもいっしょに引き抜ければいいけども、)

 そして上蓋から電源ボタン回りを引き抜き。
ネジはないですが、引き抜き方にクセがあるので無理に抜かないようにということだけ注意を。

 そして上記のモノ+ディスクドライブが内容物。
大きめのパーツが多いので、一度分解すれば二回目以降は難はなさそうな感じ。
何か故障したら、ここからさらに細かく個別のパーツを見ていけばいい感じ。

 大きな板の面子。
大体、4枚あればいいはず。底蓋と上蓋の金属部分もはがすのであれば、さらに増えると思う。
ただ、そこまでカジュアルにはがせる感じではなかった気がする(=隙間に埃等が大量に入りそうにない)ので、普通に整備する際には、この枚数があればいいはず。

 というわけで色々清掃。
おおよその場所はエアダスターで吹いたり、布などで拭いて埃や汚れを払ったのですが、
問題はディスク回り。
デリケートな部分が多いので、迂遠な対応しかできなかったのですが、そんな中で最近、重宝しているのがこれ。

 カメラレンズ清掃などに使われるシルボン紙という紙ですね。
そういったデリケートなものにも使えるので、中古で買ったディスクやプラパッケージを拭いたりもしています。(以前はキムワイプを使っていたのですが、少し薄い擦れ傷がつくような気がしたので。)

https://www.yodobashi.com/product/100000001000396494

というわけで最初に提示した分解・整備に至った要因、ディスクレンズ周辺の清掃を行いました。
(ここの分解時の写真は撮ってなかったので、他のサイトをご参照くだしあ。)

プレステ2の修理(SCPH-10000でレーザーの出力調整)

 そして更なる情報を得まして、映像(デモムービーなど)が止まる要因としてレーザー光の強度を強めることで改善するという情報が(上記サイトを参照)。ディスクドライブの裏、上記の画像で言う赤い丸で囲んだ部分をプラスドライバーで1~2mmほど時計回りに回すらしい……ということでお試し。

 結果は後程、お楽しみに。

組み立て編

 組み立て編とは言っても、今までの手順を逆転させるぐらいなのですが、
いくつか注意点を……自分向けのね。

 一つ目は各基盤のネジが必要な部分には基本的に矢印が刻印されているので、迷ったらそれを探すこと。例えば以下の様に電源ボードはわかりやすく書かれているが、基板系は大体書いてあるので探すこと。

 次点は底部の金属板&各フタをネジ止めする前に起動確認をすること。
ここをネジ止めしてしまうといちいち開きなおさなきゃいけないので、正常な動作を確認する前に気になる場合は被せるだけにしましょう。

 さらなる点としては、ディスクドライブ下から出る線を出す箇所に注意。
以下の様にディスクドライブを避けられるように形が削られているので、線をディスクドライブとボードに挟まないようにしましょう。

 一つ、くみ上げしている中で放置せざるを得なかった懸念点としては、巻き線インダクタ?と思われる部品の被覆が少し剥がれている(割れている?)ものがあったので、いずれ交換したいところ。
(他のサイトさんを見ても結構、割れてそうなところが多そうでした……。)

DSC_0535

やってて、念頭においておいた方がいいことは以上ですかね。
これでくみ上げればヨシ!

作業終了!

 ということでいかがですかね。写真の画質がそこまでなので違いはわからないかもしれませんが、やった本人としてはかなりスッキリ!きれいになったと思います。

そして肝心のプレイとしましては……

 こんな感じ(デモ映像ですが……)です。以前はこのデモ映像の段階で画面が止まってしまっていたので、清掃&ディスクドライブの整備がしっかりと効果を発揮したのかなといったところ。
プレイに関しても問題ないので、溜まっている積みゲーを消化していきたい……。

 そんなわけで今回も無事、完了いたしました!!
PS2の記事自体はたくさん転がっているかとは思いますが、10000番の記事はそんなにないと思うので、今の世でも分解・整備したい人の参考になれば幸いです。
それではまた次回の記事で!

  1. 現在、データがPCの肥やしになっている模様。 ↩︎
  2. というかPCカードって何?と、私も思ったので調べたのですが、
    カードを挿しこむことでネットワーク端子などを後付けできる増設部品的なモノだったみたいですね。 ↩︎
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